blog 江戸の色恋艶咄

時代劇漫画原作者・篁千夏のブログ

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江戸性風俗

コラム06:浮世絵と春画の話

《浮世絵はブロマイド》 日本の浮世絵と言うのは、今で言えばブロマイドのような物であって、その内容は雑多を極めます。美人画から風景画、名所案内、歴史に題材をとった肉筆画もあれば、暦絵と呼ばれる絵入りのカレンダーにも使われ、男女の秘め事を描いた…

コラム05:相撲にまつわる四方山話

《相撲のルーツ》 相撲は日本の国技とされますが、これは国家や国旗や国鳥とは違って、正式に決められたものではありません。しかしながら、特別な道具も要らずに身体ひとつでできるスポーツであり、また神事と結びついて現在でも各地の神社などで奉納相撲と…

コラム04:吉原のホントとウソ

《おさわり禁止の吉原》 江戸の性風俗といえば、幕府公認の遊廓である吉原を抜きにして語ることはできません。といっても本作はあくまでもエンターテイメント作品ですから、実際の吉原の姿とはいろいろな点が違いますので、漫画に描かれていることは全部が真…

コラム03:江戸の密通事情

《江戸のデリバリー文化》 江戸は物売り、現在で言うところの宅配(デリバリー)がとても発達した都市でした。もちろん店を構えている店も、呉服屋や米屋など数多くありましたが、基本的には物売りがお得意先を巡回したり、町内を流したりして販売する方法が…

コラム02:江戸庶民と舟

《江戸のカーセックス》 船を使った私娼を『舟饅頭』と呼びます。一般的な私娼である夜鷹に比較して、船を使う分だけ料金も割高ですが、船というシチュエーションが受けたのか、けっこう繁盛しました。夜鷹の料金がだいたい二十四文の時代に、舟饅頭は三十二…

ブログ開設のご挨拶

漫画原作者・ライター・デザイナーの篁千夏のブログでございます。 拙著の紹介や、江戸時代を中心に日本史の蘊蓄話を紹介いたします。以後、お見知りおきを。 令和元年皐月朔日